企画厨房 略してキカチュウ 次回、最終回

「俺達の戦いはこれからだ!」ということで、ジャンプの不人気マンガよろしく10週打ち切りが決まってしまった「企画厨房」。
配信場所や資金難も確かに問題だろうけど、根本的に「本職の片手間で毎週生放送はキツそう」というのが見ている側からの感想。


番組としては、「『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』オフ会」「ツンピリTV」他、USTREAM配信番組に向けた実験放送の意味合いもあっただろうし、ある程度ノウハウの蓄積は出来たので、お役御免と言ったところか。


番組で検討した企画は、本気の新企画立上げというよりは、ごく簡単なマーケティングリサーチのように見えた。
後半は構成作家・ディレクターとして、素人さんの意見を聞く事で普段と違ったアプローチで今後の創作活動のヒントを探していたのかな、とも。
パーソナリティが頻りに「(メール職人は)さすが!」と感心していたのもその辺りにあったのではないか。


そうして育てた企画自体は、「メディアミックスの無いオリジナルキャラクターのCD」という高いハードルは最後まで越えられそうになかったようだ。
番組に参加した人は愛着を持って協力するだろうけど、それ以外の消費者に販促出来る抜本的なアイディアは無かったと思うし、それこそ斎藤さんのような人気声優さんに演じてもらうことで「声優さんのファンに買ってもらう」くらいしか思い付かないかな…。
どこまで「本気で売る気だったか?」は、最終回の公録で質問できたら聞いてみたいな。


あとは、もし「面目を保つ為だけにCDをリリースする」のであれば、それは止めて欲しいなとも思ったり。
もちろん番組を初回から試聴している身としては、CDがリリースされれば一番の記念品となるだろうけど、企画をここまで持ってきたプロセスが重要なのであって、最後にそれがカタチにならないのは問題じゃないと思うのだけど。
今回の企画を糧に、今後FWさんに素晴らしい作品を作ってもらった方がよりいいのでは。
…これは公録でも質問できないけど。


ともかく、12月22日の公録には参加しようと思う。とても楽しみだ。