企画厨房 略してキカチュウ 第8回(最終回) 公開録音

入り口

動画配信なので「公開収録」とすべきかもしれませんが、ラジオの慣例に従って「公録(公開録音)」と称されるものに参加してきました。

まず当日は、会場に向かう前にアニメイト池袋店に立ち寄り、「さよなら絶望先生 第二十集」と「DJCD『全ラ!』その壱」を、コンビニでマッキー極細と筆ペンを購入。

DJCD『全ラ!』はちょうどこの日(12月22日)が発売日で、「企画厨房」パーソナリティの篠崎さんが構成・ディレクション、佐藤さんが編集を担当しているので、持参せねばなるまい、と。
では「さよなら絶望先生 第二十集」はなぜかというと、以前「さよなら絶望放送」内で実施した「SZBHキャンペーン」に参加出来なかった(正確には、「単行本の表紙を切り取る」という行為が自分の倫理観では出来なかったので、レギュレーション違反なのは承知で単行本ごと送り、結果要件不備となった)ので、今回のイベントで通常版の単行本の表紙に田原さん、佐藤さんのサインをいただきたいという邪な考えがあったのである(筆ペンも買ったのは、佐藤さんは毛筆が得意なため)。
そのときに、DJCD『全ラ!』には篠崎さんのサインも貰えたらいいなというさらに図々しい考えもあったわけで。
結果としてはサインは頂け無かった訳ですが。開場後、準備の段階から中継されていたので、そこでサインを貰いに行くのは視聴者から見れば感じ悪いだろうし、配信終了後は会場を早々に撤収する必要があったので強請る暇さえなかったという。正直「『サインください』と言える雰囲気ではなかった」というのもありますが。


開場時刻の15分ほど前に会場近くまで行ったのですが、その時ツイートを見ると開場時刻(19時)ちょうどでないと待機するロビーすら無いとの事で、一旦退避。番組内でも触れていましたが、Twitterで都度、こういう情報展開が出来るのは凄いな、と。


三十余名入る会議室に座ると、パーソナリティ、スタッフ以外は皆、椅子に座りじっと携帯を操作している異様な光景が。
よく見ると前方のホワイトボードに「発言はツイートで」といった意味合いのことが書かれていて納得。が、違和感のある風景であることは変わらず。


ちなみに会場の有線LANは番組配信に占用し、スタッフがツイートを確認するための端末もPocket WiFiで接続していたくらいなので、当然、観覧者は自前のインフラで接続しなければならないわけです。
にも関わらず、会場はソフトバンクの3Gが繋がりにくかったらしく、iPhone持ちの人を中心に大分困っていたようで。ここ、池袋駅の真ん前なのだが。
私はWiMAXだったのですが、こちらの回線状態は頗る良好。普段は建物内だと窓際でも繋がらないことがあるのに、さすが池袋は大都会だと思いました。


企画厨房の構成作家、ピンクパーカーさんは物陰に隠れて姿を見せず。「スタッフは裏方だから姿を見せない」というのがポリシーらしい。あの狭い中に数時間閉じこもっているのは大変だったことでしょう。
本番前の配信で客席の状況をざっと映した際に、「凄い、客席が見える」と呟いたみたいです(スタッフさん同士の連絡用メッセンジャーらしい)。客席の目の前にいたのに完全に隠れていたのですか。


本番前の打ち合わせも特に隠すことなく目の前(+配信)で行っていって、台本に沿った大まかな流れと取り上げる視聴者からのツイートを決めていました。台本ミスの指摘もこの時に、「コピペで作るからこういうこと(前回からの直し忘れ)になるんだよ!」と。


そして本番直前に突如ビデオカメラにトラブルが発生。「リセットボタンを押してください。」のアラーム→リセットボタン押下→「修理が必要です。」のアラーム、というコンボで結局ノートPCに内蔵のカメラからの配信に。後日ビデオカメラをチェックしても故障は再発しなかったそうだから、やはりこの番組はそういう巡り合わせなのでしょうか。


本番(アーカイブ)は、何時も見ている通り恙無く進行。本番中はiPod Touchでは旨いことツイート出来なかったのでノートPC持って行けば良かったと後悔。
番組内企画(PC周辺機器の擬人化)はある程度企画が出来上がっていて、最終回用にうまいこと落とし込んだ感じが。前々から指摘している通り、そのまま発売したところで物凄く売れるような企画ではないし、今時ちょっと大きな同人サークルならもっと凝った企画をやってたりするわけで、FWさんがよほど太っ腹で無い限り商品化は難しいかな…。
質問コーナーは棚卸し的に今まで受けた質問に答える形で進行、「スタッフの番組」というこの番組の特色が最大限に生かされた、最終回ならではの構成となりました。


「卒業(最終回)といえば花束贈呈だろう!」ということで、会場に行くまでにもう一つ買い物をして、小さな花束を3つ持参していきました。
本当は腕で抱えるような大きな花束にしたかったのですが、もし番組や他の参加者さんも用意していたときのことを考えると(わりとベタな演出なので被ることも十分考えられる)、あまり大き過ぎると邪魔になる可能性もあるので簡単なものに。
受付も担当されていた田原さんの奥さんがすぐ近くのお席だったので、番組中に花束を渡して欲しい旨をiPod Touchによる筆談(?)で伝えて無理にお願いしてしまいました。
田原さんの奥さんのツイート佐藤さんのツイート篠崎さんのブログを見ると、喜んでいただけたようなので、安心しましたよ…。


本放送終了後に休憩を挟んで、おまけの配信。「生放送視聴者だけの特典にしたい。」とのことなので詳細を書くのは差し控えますが、いろいろなパーソナリティについて、如何に能力が高いのかを賞賛を交えて解説するような感じでした。


番組内の企画は、正直「そのままじゃ使い物にはならないな…。」という内容だったと思うけど、番組自体はアニラジ構成作家、ディレクターならではの内容で凄く面白かったです。
12月21日に書いたように「番組自体が実験」で「今後の番組作りに生かしていく」のが目的だという趣旨のことをパーソナリティも言っていたので、企画自体はそれほど重要ではないし、これを糧とした番組がどんどん出来ればいいと思う。
自分の中で、水曜日でどんな用事より一番優先順位が高い事だったので、終わってしまうのはとても寂しいですが、スタッフさんも毎週仕事をしながらの放送は辛いでしょうし、今後担当番組も増えるみたいなので、致し方ないと納得する部分もありまして。
「企画厨房」の企画案(と制作費)を出せば、一回限りの特番くらいはやってくれたりするのかな…?


あ、田原さんと田原さんの奥さんに、「惨開」の時に「さのすけパーカー、さのすこパーカー、さのスライムパーカー」が届いていたか、聞くの忘れた。