昔の友は、今も友

朝には秋田に着く。寝ている間に遠い地へ来てしまうのは、「移動した」という自動的な感覚よりも「運ばれた」という受動的な感覚が頭をよぎる。「産地直送○○」とかいって毎朝トラックで運ばれる食材は、きっとこんな感じなのだろう。

友人の結婚式に出るくらいなら、まだ礼服を着なくてもいいかな〜と思いつつ、適当なスーツを用意する暇がなかったため(10/02の日記参照)、朝からドタバタと買いに行く。
 
友人の結婚式は、ゴンドラで登場したり、マスコミが殺到したり、昔の恋人が嫁を奪いに来たり、ウエディングケーキが爆発したりすることもなく、淡々と、しかし和やかな雰囲気で進んでいきました。
育ててくれたご両親に、自分が生まれたときの体重のテディベアをプレゼントする、というところでは、かなり感動を覚えました。後で私の姉にこのことを話したところ、「そんなもんもらっても迷惑だよね〜」とすばらしいお言葉をいただきました。私の感動を返してください。
 
あと話のネタになるとすれば新郎(私の中学時代の友人)の高校時代の友人が、吉幾三「おら、東京さいぐだ」を歌って場を落ち着かせてしまったことぐらいでしょうか。さらに、最後に新郎を胴上げしたとき、新郎から踵落しを食らって倒れていたのも彼だったと思います。
 
一緒に飲んだのは成人式以来、ゆっくり話をしたのは多分中学卒業以来といった面子でも、2次会・3次会まで楽しく飲めたりするのは、あの中学の日々があるからこそなのでしょう。
ちなみに前述の新郎の高校時代の友人は2次会でつぶれて宿に戻ってしまいしました。