君といた未来のために

タイトルは堂本剛主演のドラマ(NTV系 1999.01.16〜03.20放映)。同じ時間を遡っては繰り返す運命に翻弄される青年の物語。ケン・グリムウッドの「リプレイ」という作品からインスパイアされてるらしい*1。詳しくは各自ググれ
「(今の記憶を持ったまま)もう一度人生をやり直せたら」という単純なテーマながら、何度も同じ時を繰り返さなければならない苦悩とそこからの脱却に至る過程が楽しかった。*2


実際生きていく中でやり直しの人生なんてありえないし、いくつかのIFを考えつつ最終的に1つを決めることの繰り返しが、生きることそのものだとは思う。


最近、自分が決定権を持つ選択以外の部分で「もし違っていたら」と思わせる事象が多い。
たまたま良いほうに転んでくれているというべきなのか、逆に転がっていたらと思うと少し背筋が寒くなるようなものもあったりする。
全ての条件が揃わなければ、一つの要素でも欠けていたら、この結果には結びつかなかったという事実を前提として後ろを振り返ると、何かの力が働いてるのか?と思うのも無理は無いんじゃないかと。『運命』って、簡単に言うのも憚られるような言葉も使いたくもなるというものだ。
ある人曰く「それは必然。そうなるべくして、そうなったんだよ。」と。
星の数ほどある要素から、ある結果に必要なものだけが何かに吸い込まれるように集まって来たような感覚。…うまく言えないけど。


そんなこんなで、ここ数日、不思議な感覚にとらわれ続けてます。
タイトルのドラマ、今もう一回見直したいと思った次第。

*1:パクリ云々言う気は全くなし。くだらないので。

*2:仮面ライダー龍騎」最終話を見た時に真っ先にこのドラマを思い出した。劇場版もTVスペシャルも「繰り返す時間」として組み込まれたことに気が付いたときには、パズルのピースがうまくはまった時のような快感を持ったが、肝心のTV最終回自体の救いが無い(ように見える)終わり方には批判も多い。個人的には結構好きだが。